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公開: 2026年3月28日著者: 住まい相場ナビ編集部

年収500万円で家を買うのは無理?返済負担の現実【2026年版】

年収500万円で家を買うのは可能だが、無理なく返せる借入額は2,200〜2,800万円が目安。手取りベース返済負担率25%を守ることで後悔しないための条件と注意点を解説。

年収500万円で家を買うことは可能です。ただし**「借りられる額=無理なく返せる額」ではない**ことを理解しておく必要があります。審査上限まで借りると、生活を圧迫して後悔するリスクが高まります。

この記事でわかること:

  • 年収500万円の現実的な借入可能額と月々返済額
  • 手取りベースで安全に返せるラインと借入額の上限
  • 年収500万円帯が陥りやすい後悔パターンと回避策

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年収500万円の住宅ローン借入可能額の目安

返済負担率月返済上限借入可能額(金利1.0%・35年)借入可能額(金利1.5%・35年)
25%(理想)約10.4万円約3,700万円約3,200万円
30%(標準)約12.5万円約4,500万円約3,900万円
35%(審査上限)約14.6万円約5,200万円約4,500万円

※元利均等返済・概算値。金融機関の審査は年収500万円以上で返済負担率35%が一般的な上限。

注意点:手取りベースで考えると月8.5万円以下が安全ライン

年収500万円の手取りは約395〜405万円(月約33万円)。手取り月収の25%は月約8.2万円です。これを返済上限とすると、借入額は金利1.0%・35年で約2,200〜2,800万円が現実的な目安になります。

住宅ローンの返済負担率の目安【2026年版】


年収500万円で買える家の価格帯

頭金借入2,500万円借入2,800万円借入3,000万円
なし2,500万円2,800万円3,000万円
300万円2,800万円3,100万円3,300万円
500万円3,000万円3,300万円3,500万円

年収500万円で無理なく買える物件の目安は2,500〜3,000万円の範囲です。首都圏でマンションを買う場合は郊外エリアが現実的になります。地方・地方都市なら戸建ても選択肢に入ります。

住宅価格は年収の何倍が安全?


年収500万円が後悔しやすいパターン

パターン1:「年収500万円だから3,500万円くらい大丈夫」と思ってしまった

年収500万円の年収倍率7倍は3,500万円。借りられる可能性はありますが、月返済は**約9.9万円(金利1%・35年)**になります。手取り月収33万円からすると返済負担率は約30%。ここに管理費・修繕積立金(マンションなら月1.5〜3万円)や維持費が加わると、家計の余裕がほぼなくなります。

住宅ローンがきつい人の共通点と対処法

パターン2:共働き前提で借入額を計算してしまった

パートナーの収入を合算して「世帯年収800万円だから大丈夫」と4,000万円以上を借りた後、育休取得や育児負担で一方の収入が下がり返済が苦しくなるケースがあります。合算収入は「一方の収入だけで返せるか」を確認した上で活用するのが安全です。

パターン3:住宅ローン控除を「利益」として計算した

住宅ローン控除(年間最大21万円)を含めて「実質的な負担は月7万円」と計算するのは危険です。控除は確定申告後に還付されるため、毎月の返済額は変わりません。控除は「想定外の出費への備え」として考えるのが現実的です。

住宅ローンで後悔した人の失敗パターン7選


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年収500万円で後悔しない住宅購入の3条件

条件1:借入額は年収の5〜5.5倍以内に抑える

年収500万円の5倍は2,500万円、5.5倍は2,750万円。この範囲に収めることで、返済負担率を手取りベース25%以内に保つことができます。年収倍率7倍(3,500万円)まで借りると、金利上昇・収入減少の際に一気に苦しくなります。

条件2:変動金利は「金利2%」になった場合のシミュレーションを必ず確認する

2024〜2025年の利上げ局面を経て、変動金利の上昇リスクは現実的になっています。借入2,500万円・変動0.5%→月返済約6.4万円。金利2%に上昇すると→月返済約8.3万円。この上昇後でも手取り月収の25%以内かどうかを確認してください。

条件3:頭金10%+諸費用分の自己資金を確保してから購入する

3,000万円の物件なら、頭金10%(300万円)+諸費用5%(150万円)=最低450万円の自己資金が必要です。自己資金なしで購入すると月々の返済額が増えるうえ、万が一売却が必要になったときにオーバーローン(残債が売却額を超える)になるリスクがあります。


まとめ:年収500万円の「無理なく買える」借入額

  • 手取りベースで返済負担率25%以下 → 月返済8.2万円以下 → 借入額2,200〜2,800万円が現実的な目安
  • 年収500万円で審査通過額(最大4,500万円前後)まで借りると、生活の余裕がなくなる
  • 共働き収入の合算は「片方の収入だけで返せるか」を確認した上で活用する
  • 変動金利は2%上昇シナリオでも返せる額で借りることが後悔を防ぐ

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住まい相場ナビ編集部

エンジニアとして会社を経営する運営者が個人で立ち上げたメディア。 賃貸暮らしの立場から「住宅の相場をちゃんと数字で理解する」をテーマに、 記事とシミュレーターツールで情報を提供しています。