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公開: 2026年3月28日著者: 住まい相場ナビ編集部

家を買って失敗しないための10のチェックリスト【2026年版】

住宅購入で失敗しないための10のチェックポイント。返済負担率・頭金・ライフプラン・金利リスク・立地・維持費など購入前に確認すべき項目と、自分の条件を診断するツール付き。

家を買って失敗した人のほとんどは、「購入前に確認できていたはずのこと」を見落としています。この10のチェックリストで確認することが、後悔のない住宅購入への第一歩です。

この記事でわかること:

  • 住宅購入前に必ず確認すべき10のチェックポイント
  • 各項目で「失敗しやすい落とし穴」と判断基準
  • チェック後に自分の条件を診断する方法

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チェック1:返済負担率を「手取り」で25%以下に収めているか

住宅ローンの審査は「額面年収」で行われますが、実際の返済は「手取り」から行います。年収600万円の手取りは約480万円(月40万円)。月40万円の25%は10万円。手取りベースで月返済が25%以下かどうかが、後悔しない返済計画の基本ラインです。

審査通過額(多くは返済負担率35%)まで借りると、手取りで見ると40〜50%近くを返済に充てることになり、日常生活が圧迫されます。

住宅ローンの返済負担率の目安【2026年版】


チェック2:変動金利が2%上昇しても返せるか確認したか

現在の変動金利0.5%を前提に借入額を決めるのは危険です。金利が2%になった場合の月返済額も必ず計算してください。

借入額変動0.5%・35年金利2%・35年差額(月)
2,500万円約6.4万円約8.3万円+1.9万円
3,000万円約7.7万円約10.0万円+2.3万円
3,500万円約9.0万円約11.6万円+2.6万円
4,000万円約10.2万円約13.3万円+3.1万円

金利2%になっても手取りの25%以内かどうかが判断基準です。

固定金利と変動金利どちらが得?


チェック3:頭金10%+諸費用分の自己資金があるか

購入時に必要な自己資金は「頭金」だけではありません。**諸費用(仲介手数料・登記費用・保険・印紙税等)が物件価格の3〜10%**かかります。

物件価格頭金10%諸費用5%必要自己資金の目安
2,500万円250万円125万円約375万円
3,000万円300万円150万円約450万円
4,000万円400万円200万円約600万円

頭金ゼロでも借りられますが、毎月の返済額が増え、売却時のオーバーローンリスクも上がります。

住宅購入に必要な頭金はいくら?


チェック4:10〜20年後のライフプランを確認したか

住宅ローンは35年の長期契約です。購入から10〜20年後に何が起きているかを時系列でイメージしてください。

確認すべき主要イベント:

  • 子どもの大学入学(教育費が年100〜200万円増加)
  • 転職・育休・介護による収入減少
  • 住宅の大規模修繕(外壁塗装・屋根修繕:70〜150万円)
  • 定年退職後の返済計画(収入が大幅に減少)

住宅ローン返済のピーク期と教育費ピーク期が重なっていないかを確認することが重要です。


チェック5:維持費・管理費を住居費に含めて計算したか

住宅ローンの返済額だけを「住居費」と考えていると、購入後に家計が想定外に苦しくなります。

住宅タイプ月額の追加維持費の目安
マンション管理費+修繕積立金:1.5〜3万円/月
一戸建て積立として1〜2万円/月(修繕費・設備交換費用)

「住宅ローン月10万円」ではなく「住居費合計月12〜13万円」として計画する必要があります。


チェック6:立地・通勤時間を納得して選んでいるか

立地は購入後に変更できない唯一の条件です。「予算に合う物件を探したら通勤が片道1時間以上になった」という後悔は多いです。通勤時間が1日2時間増えると年間500時間以上を移動に費やすことになります。

確認ポイント:

  • 駅徒歩分数(雨の日・夜の帰宅も体感する)
  • 実際に通勤ルートを体験したか
  • 子どもの学校・医療・商業施設への距離

チェック7:収入が1〜2割下がっても返せる設計になっているか

転職・育休・病気・介護など、35年間で収入が一時的に下がるリスクは高いです。年収が1割下がると返済負担率は3〜4ポイント上昇します。「今の収入が続く前提」だけの計画は危険です。

安全基準:現在の収入が8割に下がっても返済できるか?

住宅ローン破綻するのはどんな人?


チェック8:新築・中古・マンション・戸建ての比較を自分でしたか

「なんとなく新築がいい」「マンションの方が楽そう」という印象で選ぶと、購入後に「こんなはずではなかった」が起きやすいです。

各タイプのメリット・デメリットを自分のライフスタイルと照らして確認してください。

  • 新築戸建て:初期費用が高い、将来の修繕が必要
  • 中古戸建て:価格が安い、リフォーム費用が別途必要
  • 新築マンション:設備が最新、管理費・修繕積立金が毎月かかる
  • 中古マンション:価格が安い、修繕積立金の不足リスクあり

新築 vs 中古住宅どちらが得か


チェック9:複数の金融機関で金利を比較したか

住宅ローンの金利は金融機関によって0.5〜1%以上の差があります。3,000万円・35年で金利差1%は、総返済額で約600万円以上の差になります。1社だけで即決せず、最低3社は比較することが重要です。

住宅ローン審査が通りやすい銀行は?


チェック10:購入後の生活を「数字で」シミュレーションしたか

「なんとなく返せると思った」のではなく、実際に購入後の月々の収支を試算してください。

試算項目:

  • 手取り月収
  • 住宅ローン返済額
  • 管理費・修繕積立金
  • 光熱費・食費・通信費
  • 教育費・保険・老後積立

残高がマイナスにならないか、緊急の出費(車検・医療費等)に備えられるかを確認してから購入を決断することが、後悔を防ぐ最大のポイントです。


10項目を確認した後、自分の条件で後悔リスクを診断

上の10項目を確認したうえで、具体的な年収・借入額・金利を入れて後悔リスクを数字で確認してみましょう。

この条件、10年後も大丈夫?後悔シミュレーターで確認

年収・物件価格・頭金・金利・子供人数を入力すると、返済リスクと10年後の家計を診断します。

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まとめ

住宅購入の失敗は、購入前の確認不足から生まれます。特に重要な3点は:

  1. 返済負担率を手取りで25%以下に収める
  2. 変動金利は2%上昇シナリオでも返せる額で借りる
  3. ライフプランの時系列(教育費・収入変化・修繕費)で計画する

この3点さえ押さえれば、住宅購入で後悔するリスクを大きく下げることができます。

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