住宅ローンの計算方法【2026年版】元利均等・元金均等の仕組みをわかりやすく解説
住宅ローンの返済額は「元利均等」か「元金均等」かで変わります。計算の仕組み・借入額・金利・返済期間の関係を具体例でわかりやすく解説。シミュレーターで自分の条件を試算できます。
住宅ローンの返済額は「借入額・金利・返済期間」の3つで決まります。 この3つの関係を理解しておくと、返済計画を立てる際の判断がしやすくなります。
住宅ローンの返済方式は2種類
住宅ローンには、主に2つの返済方式があります。
| 返済方式 | 特徴 |
|---|---|
| 元利均等返済 | 毎月の返済額が一定。最初は利息が多く、後から元本が減っていく |
| 元金均等返済 | 毎月の元金返済が一定。返済初期の負担が大きく、後半に軽くなる |
日本の住宅ローンは元利均等返済が主流です。
元利均等返済の仕組み
元利均等返済では、毎月の返済額(元本+利息)が一定になるよう計算されます。
返済の初期は利息の比率が高く、徐々に元本への充当が増えていきます。
計算式のイメージ
月々返済額 = 借入額 × 月利 × (1 + 月利)^返済回数
÷ { (1 + 月利)^返済回数 − 1 }
※月利 = 年利 ÷ 12
この計算式は「アニュイティ計算式(年金現価係数の逆数)」と呼ばれます。 詳しい計算式と具体例は 住宅ローン月々返済の計算式 で解説しています。
借入額・金利・返済期間の関係
3つの要素が月々返済額にどう影響するかを整理します。
① 借入額が増えると
借入額に比例して月々返済が増えます。
| 借入額 | 月々返済(金利1.5%・35年) |
|---|---|
| 2,000万円 | 約6.1万円 |
| 3,000万円 | 約9.2万円 |
| 4,000万円 | 約12.3万円 |
| 5,000万円 | 約15.4万円 |
② 金利が上がると
金利が上がると月々返済も増え、利息の総額が大きく膨らみます。
| 金利 | 月々返済(3,000万円・35年) |
|---|---|
| 0.5% | 約7.8万円 |
| 1.0% | 約8.5万円 |
| 1.5% | 約9.2万円 |
| 2.0% | 約9.9万円 |
| 3.0% | 約11.6万円 |
金利1%の差が総返済額に与える影響は 住宅ローンの総返済額はいくらになる? で解説しています。
③ 返済期間を延ばすと
返済期間を延ばすと月々の負担は下がりますが、利息総額は増えます。
| 返済期間 | 月々返済(3,000万円・金利1.5%) |
|---|---|
| 20年 | 約14.5万円 |
| 25年 | 約12.0万円 |
| 30年 | 約10.4万円 |
| 35年 | 約9.2万円 |
元金均等返済との比較
| 元利均等 | 元金均等 | |
|---|---|---|
| 毎月の返済額 | 一定 | 返済初期が多く、後半は減る |
| 返済初期の負担 | 少ない | 大きい |
| 総返済額(利息) | やや多い | 少ない |
| 向いている人 | 返済計画を立てやすくしたい | 早期に元本を減らしたい |
元利均等の方が毎月の支払いが安定しているため、多くの住宅ローンで採用されています。
返済負担率も合わせて確認する
月々返済額が決まったら、年収に対して無理のない水準かを確認しましょう。
安全な目安は返済負担率25%以内です。
例:年収600万円の場合、月々返済の安全ライン=約12.5万円(600万円 × 25% ÷ 12)
返済負担率の計算方法は 住宅ローン返済負担率の計算方法 で詳しく解説しています。
自分の条件で試算する
借入額・金利・返済期間を入力すると、月々返済額・総返済額を計算できます。
まとめ
- 住宅ローンの返済方式は「元利均等」と「元金均等」の2種類
- 元利均等は毎月一定額。日本の住宅ローンの主流
- 借入額・金利・返済期間の3つで月々返済が決まる
- 期間を延ばすと月々は下がるが、総利息は増える
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