住宅ローン返済負担率の計算方法【2026年版】計算式と年収別シミュレーション
返済負担率の計算式は「年間返済額÷年収×100」。年収500万円で安全な月返済額は8.3〜10.4万円。計算手順・年収別シミュレーション・安全ラインの求め方を解説。
「住宅ローンの返済負担率ってどうやって計算するの?」という疑問に、計算式と具体例でお答えします。
結論:計算式は「年間返済額 ÷ 年収 × 100」
返済負担率(%)= 年間返済額 ÷ 年収 × 100
たとえば年収500万円・月返済額10万円(年間120万円)の場合:
120万円 ÷ 500万円 × 100 = 24%
返済負担率24%は安全ライン(25%以内)に収まっています。
返済負担率の「目安・安全ライン」については 住宅ローンの返済負担率の目安 をご参照ください。 この記事は「計算手順・数式」の解説に特化しています。
ステップ別:返済負担率の計算手順
ステップ1:年間返済額を求める
月々返済額が決まっている場合は12倍するだけです。
年間返済額 = 月々返済額 × 12
例:月々返済額10万円 → 年間返済額120万円
ステップ2:返済負担率を計算する
返済負担率 = 年間返済額 ÷ 年収 × 100
年収が「手取り」か「額面」かに注意してください。金融機関の審査では**税込み年収(額面)**を使います。
ステップ3:安全ラインと照らし合わせる
| 返済負担率 | 評価 |
|---|---|
| 20%以内 | 余裕あり |
| 20〜25% | 安全ライン |
| 25〜30% | やや負担大 |
| 30%超 | 審査通過の上限付近・生活圧迫のリスク |
年収別:安全な月返済額の目安
返済負担率25%以内になる月返済額(安全ライン)と、30%での月返済額を一覧にしました。
| 年収 | 安全ライン(25%) | 審査上限目安(30〜35%) |
|---|---|---|
| 300万円 | 月6.3万円 | 月7.5〜8.8万円 |
| 400万円 | 月8.3万円 | 月10〜11.7万円 |
| 500万円 | 月10.4万円 | 月12.5〜14.6万円 |
| 600万円 | 月12.5万円 | 月15〜17.5万円 |
| 700万円 | 月14.6万円 | 月17.5〜20.4万円 |
| 800万円 | 月16.7万円 | 月20〜23.3万円 |
逆算:月返済額から安全な借入額を求める方法
「月返済額が決まっているなら、いくら借りられるか」を逆算する方法です。
例:年収500万円・返済負担率25%以内で35年ローンを組む場合(金利1.8%)
- 安全な年間返済額:500万円 × 25% = 125万円(月10.4万円)
- 月10.4万円・金利1.8%・35年 → 借入可能額:約3,000万円
この逆算を自動でできるのが借入可能額シミュレーターです。
審査では「他のローン」も合算される
金融機関の審査では、住宅ローン以外の返済も合算して返済負担率を計算します。
合算返済負担率 = (住宅ローン年間返済 + 他ローン年間返済) ÷ 年収 × 100
カーローン・カードローン・奨学金の返済がある場合、住宅ローンの借入可能額はその分減ります。
例:年収500万円・カーローン月2万円がある場合
- カーローン年間:24万円
- 住宅ローンに充てられる枠:125万円 − 24万円 = 101万円(月8.4万円)
- 借入可能額:約2,450万円(金利1.8%・35年)
他のローンを事前に完済しておくと、住宅ローンの借入可能額が増えます。
審査上の返済負担率と生活上の安全ラインの違い
| 基準 | 返済負担率 | 内容 |
|---|---|---|
| 生活の安全ライン | 20〜25% | 教育費・老後資金に余裕がある |
| 審査通過の目安(年収400万以上) | 35%以内 | 金融機関が貸せる上限 |
審査に通る = 生活に余裕がある、ではありません。
審査基準の詳細は 住宅ローン審査の基準とは? をご確認ください。
月返済額・総返済額を試算する
借入額・金利・期間から月々返済と総返済額を確認できます。
まとめ
- 返済負担率の計算式:年間返済額 ÷ 年収 × 100
- 安全ラインは返済負担率25%以内(年収500万円なら月10.4万円以内)
- 審査では他のローン返済も合算される
- 審査通過の上限(35%)≠ 生活の安全ライン(25%以内)
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