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公開: 2026年4月16日更新: 2026年4月16日著者: 住まい相場ナビ編集部

カーローンがあると住宅ローン審査に影響する?借入可能額はいくら減る?【2026年版】

月3万円のカーローンがあると住宅ローン借入可能額が約1,000万円減少(年収500万の場合)。審査で合算される仕組みと、購入前に返済する vs そのまま借りるの損益分岐点を解説します。

カーローンがあると住宅ローンの借入可能額が減ります。月3万円のカーローン残債がある場合、年収500万円の人では住宅ローン借入可能額が約1,000万円減少するケースがあります。住宅購入を検討しているなら、カーローンの扱いを事前に整理することが重要です。

この記事でわかること:

  • カーローンが住宅ローン審査に影響する仕組み(返済負担率の合算)
  • 月ローン額別・年収別の借入可能額への影響早見表
  • カーローンを「先に完済すべき」か「そのまま借りるか」の判断基準
  • 審査直前にやるべき・やってはいけないこと

結論:カーローン月3万円で借入可能額はいくら減る?

年収カーローンなしの借入上限月3万円のカーローンあり減少額の目安
400万円約3,800万円約2,800万円約▲1,000万円
500万円約4,800万円約3,800万円約▲1,000万円
600万円約5,700万円約4,700万円約▲1,000万円
700万円約6,700万円約5,700万円約▲1,000万円

※返済負担率35%・金利1.5%・35年返済で試算。概算値です。

月3万円のカーローンは、年収に関わらず住宅ローン借入可能額を約1,000万円押し下げる計算になります。

住宅ローンの借入可能額を計算する

年収・返済負担率・金利を入力するだけで、借入可能額と月返済目安を即時算出します。

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なぜカーローンが住宅ローンに影響するのか?

返済負担率に合算される仕組み

金融機関は住宅ローンの審査で「返済負担率」(年収に対する年間返済額の割合)を計算します。このとき、住宅ローン以外のすべてのローン(カーローン・奨学金・カードリボ・消費者金融)の返済額も合算されます。

返済負担率 = (住宅ローン年返済額 + 他ローン年返済額)÷ 年収 × 100

フラット35の審査基準(年収400万円以上は35%以内)で試算すると:

年収500万円・カーローン月3万円の場合

  • 年収500万円 × 35% = 年間返済上限175万円(月14.6万円)
  • カーローン:月3万円 × 12 = 年間36万円
  • 住宅ローンに使える上限:175万円 − 36万円 = 年間139万円(月11.6万円)

月11.6万円で金利1.5%・35年の借入可能額 ≈ 3,800万円 カーローンなしの場合(月14.6万円)≈ 4,800万円 → 差額 = 約1,000万円


カーローン月額別・借入可能額への影響(年収500万円の場合)

カーローン月額住宅ローン月返済上限借入可能額の目安カーローンなしとの差
0円(なし)約14.6万円約4,800万円
1万円約13.6万円約4,450万円約▲350万円
2万円約12.6万円約4,120万円約▲680万円
3万円約11.6万円約3,800万円約▲1,000万円
5万円約9.6万円約3,140万円約▲1,660万円
8万円約6.6万円約2,160万円約▲2,640万円

※返済負担率35%・金利1.5%・35年返済で試算。

カーローンの月返済が高いほど、住宅ローンで使える枠が大幅に圧縮されます。


カーローンを先に完済すべき?そのまま借りる?

「先に完済」が有利なケース

  1. 残債が少なく、完済できる貯蓄がある場合
    カーローン残債50万円を一括返済することで、借入可能額が数百万円改善できます。繰上返済の手数料が発生することもありますが、住宅ローンの借入可能額増加額が上回れば得になります。

  2. 完済しても住宅購入の頭金・諸費用が確保できる場合
    カーローン完済 > 頭金に使えるお金が減る、というトレードオフがあります。諸費用(物件価格の3〜10%)を現金で賄えることが優先条件です。

  3. 住宅ローン審査の通過を確実にしたい場合
    審査直前にカーローンを完済することで、金融機関の信用評価が改善します。ただし完済直後より完済から3か月以上経過してから審査を受ける方が確実です。

「そのまま借りる」が許容されるケース

  1. 残債が多く一括返済が難しい場合
    無理に完済しようとして頭金・諸費用を使い切ってしまうのは本末転倒です。

  2. カーローンの残り期間が短い場合(1年以内)
    まもなく完済する予定のローンは、審査に与える影響が比較的小さくなります。

  3. 借入可能額が十分に余裕があり、カーローンがあっても希望額を借りられる場合

損益分岐点の計算例

カーローン残債100万円(残り3年・月返済3万円)を一括返済するケース:

  • 完済に使う現金:100万円
  • 借入可能額の増加:約350万円(月1万円の余裕 → 年収500万・35年・1.5%で試算)
  • 住宅ローン金利1.5%の場合、350万円の利息負担増:35年で約200万円
  • 完済コスト100万円 < 住宅ローン削減効果200万円 → 完済が有利

→ 繰上返済・一括返済の効果の考え方は住宅ローン繰上返済の効果早見表【2026年版】でも参考にできます。

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審査直前にやるべきこと・やってはいけないこと

✅ やるべきこと

  • カーローン残債が少なければ一括完済を検討する
  • クレジットカードのリボ払い・キャッシング枠を整理する(使っていなくても枠があると審査対象)
  • 直近6か月の返済遅延がないかを確認する(信用情報の確認)

❌ やってはいけないこと

  • 住宅ローン審査前に新しいローンを組む(カーローン・カード一括購入など)
  • 審査直前に転職・収入の変更をする(収入証明書類に影響する)
  • カードリボの残高を急増させる(信用情報に悪影響)

奨学金・他のローンも同様に合算される

カーローンと同様に、以下のローンも返済負担率に合算されます。

ローンの種類審査への影響
奨学金◎(合算される)
カードリボ・キャッシング◎(合算される)
消費者金融◎(審査に大きく影響)
クレジットカード限度額△(機関によって異なる)

→ 奨学金の影響については奨学金があると住宅ローン審査に影響する?通るための条件【2026年版】で詳しく解説しています。


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まとめ

  • カーローン月3万円がある場合、住宅ローン借入可能額は年収に関わらず約1,000万円減少する(年収500万円の場合)
  • 返済負担率にカーローン・奨学金・カードリボが合算されるため、事前に整理することが重要
  • カーローン残債が少なく貯蓄で賄えるなら、住宅ローン申込前に完済するのが有利
  • 完済直後より3か月以上経過後に審査を受ける方が効果的
  • 審査直前に新たなローンを組むのは厳禁

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住まい相場ナビ編集部

エンジニアとして会社を経営する運営者が個人で立ち上げたメディア。 賃貸暮らしの立場から「住宅の相場をちゃんと数字で理解する」をテーマに、 記事とシミュレーターツールで情報を提供しています。