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公開: 2026年3月20日著者: 住まい相場ナビ編集部

住宅ローンの返済負担率は手取り・額面どちらで計算する?【2026年版】

審査では額面年収を使い、生活の安全ラインは手取りで判断するのが正解。年収500万円の場合の手取り・額面両方の計算例と、無理なく返せる月々返済の目安を解説します。

「返済負担率は年収の何%以内にすべき?」と調べると、「25%以内」「30%以内」など様々な数字が出てきます。

さらに「これは手取りで計算するの?それとも額面年収?」と迷う方も多いでしょう。

結論から言うと、目的によって使い分けるのが正解です。


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結論:審査は額面、生活安全ラインは手取りで考える

目的使う年収
住宅ローン審査の通過可否を確認する額面年収(税込み年収)
実生活で無理なく返せる金額を判断する手取り年収

金融機関は「額面年収」を審査基準として使います。一方、実際の家計は手取りから支出が出ていくため、生活レベルでの安全確認には手取りを使う方が実態に合っています。


審査で使われるのは「額面年収」

銀行・フラット35などの住宅ローン審査では、申告書や源泉徴収票に記載された額面年収を基準に審査します。

審査の返済負担率 = 年間返済額 ÷ 額面年収 × 100

たとえば額面年収500万円・年間返済150万円の場合:

150万円 ÷ 500万円 × 100 = 30%

フラット35の審査基準(年収400万円以上は35%以内)をクリアしており、審査上は問題ない計算になります。


生活の安全ラインは「手取り年収」で確認する

しかし、実際に生活する上では手取りで考えなければ実態に合いません。

額面年収と手取り年収の目安

額面年収手取り年収(目安)手取り率
300万円約240万円約80%
400万円約315万円約79%
500万円約390万円約78%
600万円約465万円約77%
700万円約540万円約77%
800万円約610万円約76%

※社会保険料・所得税・住民税を控除した目安です。家族構成・控除内容によって異なります。


手取りベースで見た返済負担率の目安

手取りに対して毎月の返済が何%かを確認すると、生活への影響がわかりやすくなります。

手取りに対する返済割合の目安

手取り年収手取り月収余裕あり(20%)標準(25%)やや高め(30%)
240万円(額面300万円)20万円4.0万円5.0万円6.0万円
315万円(額面400万円)26万円5.3万円6.6万円7.9万円
390万円(額面500万円)32.5万円6.5万円8.1万円9.8万円
465万円(額面600万円)38.8万円7.8万円9.7万円11.6万円

実例:年収500万円で3,500万円を借りた場合

  • 借入額: 3,500万円
  • 金利: 1.8%(固定)
  • 返済期間: 35年
  • 月々返済額: 約11.3万円
  • 年間返済額: 約135万円

額面ベースで計算すると

135万円 ÷ 500万円 × 100 = 27%

→ 審査基準(35%以内)はクリア。

手取りベースで計算すると

135万円 ÷ 390万円 × 100 = 34.6%

→ 手取りに対する負担率は35%近く。生活費・教育費・老後積立を考えるとやや高めの水準です。


「審査が通る額面上限」と「安心して払える手取り基準」の差

よくある落とし穴は、「審査に通ったから大丈夫」と思い込み、生活が苦しくなるケースです。

  • 額面年収基準の審査上限(35%) → 「金融機関が貸せる上限」
  • 手取り年収基準の安全ライン(20〜25%) → 「実生活で無理なく返せる目安」

住宅ローンを組む際は、審査上限ではなく手取りベースの安全ラインで考えることが重要です。


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まとめ

  • 住宅ローン審査では「額面年収」で返済負担率を計算する
  • 生活の安全ラインを確認するには「手取り年収」で計算する
  • 手取りに対して返済が20〜25%以内に収まるかを確認するのが安全
  • 「審査に通る」と「生活に余裕がある」は別物

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住まい相場ナビ編集部

エンジニアとして会社を経営する運営者が個人で立ち上げたメディア。 賃貸暮らしの立場から「住宅の相場をちゃんと数字で理解する」をテーマに、 記事とシミュレーターツールで情報を提供しています。