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公開: 2026年3月29日著者: 住まい相場ナビ編集部

住宅ローン金利の推移【2026年版】今後の見通しと選び方

住宅ローンの変動金利は2024年に日銀が利上げを開始し0.5%前後に上昇。フラット35は1.8〜2.0%台。過去10年の金利推移データと2026〜2027年の見通しを解説します。

住宅ローンの変動金利は、2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除して以降、上昇局面に転じました。2026年3月現在、主要ネット銀行の変動金利は0.4〜0.7%前後、フラット35(21〜35年)は1.8〜2.3%台で推移しています。

この記事でわかること:

  • 過去10年(2016〜2026年)の変動・固定・フラット35の金利推移
  • 2024〜2026年の金利上昇局面の背景
  • 2026〜2027年の見通しと日銀の動向
  • 金利タイプ別の選び方のポイント

過去10年の住宅ローン金利推移

下表は変動金利(主要ネット銀行の最優遇金利)・固定10年(メガバンク目安)・フラット35(21〜35年)の推移です。

変動金利(目安)固定10年(目安)フラット35(目安)
2016年0.5%0.9%1.3%
2017年0.5%1.0%1.4%
2018年0.5%1.1%1.4%
2019年0.5%0.7%1.2%
2020年0.4%0.6%1.3%
2021年0.4%0.7%1.3%
2022年0.4%1.0%1.7%
2023年0.4%1.5%1.8%
2024年0.5%1.8%1.9%
2025年0.6%2.0%2.1%
2026年(現在)0.4〜0.7%1.9〜2.2%1.8〜2.3%

※変動金利は各行の最優遇金利の目安。実際の適用金利は審査結果・金融機関により異なります。

2016〜2023年:超低金利時代

日銀のゼロ金利・マイナス金利政策のもと、変動金利は約10年間0.4〜0.5%で安定推移しました。フラット35もコロナ禍の2020〜2021年に1.3%前後まで低下。この時期に借りた人は歴史的な低金利の恩恵を受けました。

2024年〜:金利上昇局面へ

2024年3月、日銀はマイナス金利政策を解除してゼロ金利に転換。同年7月にはさらに政策金利を0.25%に引き上げました。これを受けて各金融機関の変動金利は段階的に上昇し、フラット35も海外長期金利の上昇を受けて2%台に乗せました。

住宅ローンの金利とは?仕組みと種類を解説も参照してください。


2026〜2027年の金利見通し

日銀の動向

2026年3月時点で、日銀の政策金利は0.5%前後で推移しています。市場コンセンサスでは「2026年内にさらに0.25%の利上げがあるかどうか」が焦点です。

見通しのシナリオ

シナリオ変動金利(2027年末予測)フラット35(2027年末予測)
現状維持(利上げなし)0.5〜0.7%1.8〜2.0%
追加利上げ1回(+0.25%)0.7〜1.0%2.0〜2.3%
追加利上げ2回(+0.5%)1.0〜1.3%2.2〜2.5%
  • 日本の景気・物価が想定通りであれば緩やかな利上げが続く可能性が高い
  • 海外経済の悪化・円高局面では利上げが止まるシナリオも残る
  • フラット35は米国長期金利・日本国債利回りの影響を受けるため、変動金利より先行して動くことがある

変動金利利用者への影響

変動金利は「5年ルール・125%ルール」により急激な月返済額の変動は抑えられますが、返済額が据え置かれた分だけ元金が減らず、長期的な総支払額は増えます。特に2024年以降に変動金利で借りた場合は、返済シミュレーションを定期的に見直すことが重要です。


金利タイプ別の選び方

変動金利が向いているケース

  • 借入期間が10〜15年程度(短期で完済できる)
  • 繰上返済の予定がある
  • 金利が上昇した際に対応できる貯蓄・収入がある
  • 5〜10年以内に住み替えを検討している

固定金利(フラット35)が向いているケース

  • 35年フルで返済する予定
  • 共働きでなく、収入変化リスクが高い
  • 月々の返済額を確定させてライフプランを立てたい
  • 将来の金利上昇リスクをとれない

詳しくはフラット35と変動金利どちらが得?および固定金利と変動金利どちらが得?をご覧ください。


まとめ:2026年の結論

  • 変動金利は2024年以降の日銀利上げで0.5〜0.7%前後に上昇。超低金利時代の終焉
  • フラット35は1.8〜2.3%台。固定費用としては「借りやすい水準」がまだ続く
  • 2026〜2027年は追加利上げの可能性があり、変動金利利用者は定期的な見直しが必要
  • 短期完済・繰上返済予定なら変動、長期・収入変化リスクありなら固定が基本的な選び方

金利差による総返済額の差を具体的に試算したい場合は、下のツールをご活用ください。


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住まい相場ナビ編集部

エンジニアとして会社を経営する運営者が個人で立ち上げたメディア。 賃貸暮らしの立場から「住宅の相場をちゃんと数字で理解する」をテーマに、 記事とシミュレーターツールで情報を提供しています。