フラット35と変動金利どちらが得?2026年シミュレーションで徹底比較
フラット35(1.9%)vs 変動金利(0.5%)の差は3,000万円35年で総返済額約714万円。ただし変動金利上昇リスクを考慮すると判断は逆転しうる。損益分岐点と選び方を解説。
フラット35(金利1.9%目安)と変動金利(0.5%目安)では、3,000万円・35年返済で月々約1.7万円・総返済額約714万円の差があります。ただし変動金利が今後上昇した場合、この差は縮まり逆転するケースもあります。
この記事でわかること:
- フラット35と変動金利の月々返済・総返済額の具体的な差(3,000万円試算)
- 変動金利が何%まで上昇すると「フラット35の方が得」になるか
- 年収・ライフプラン別の選び方チェックリスト
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無料で間取りプランをもらう結論:月々・総返済額の差(3,000万円・35年)
| ローンタイプ | 金利 | 月々返済額 | 総返済額 | うち総利息 |
|---|---|---|---|---|
| 変動金利 | 0.5% | 約7.8万円 | 約3,276万円 | 約276万円 |
| フラット35 | 1.9% | 約9.5万円 | 約3,990万円 | 約990万円 |
| 差額 | 1.4% | 約1.7万円/月 | 約714万円 | 約714万円 |
金利が変わらなければ、変動金利の方が35年で約714万円お得になります。
ただし「金利が変わらない」という前提がいつまで成立するかが、判断の核心です。
2026年の金利動向:変動金利は上昇しつつある
| ローンタイプ | 2020年頃 | 2024年 | 2026年(現在) |
|---|---|---|---|
| 変動金利(主要ネット銀行) | 0.4〜0.6% | 0.3〜0.5% | 0.4〜0.7% |
| フラット35(21〜35年) | 1.3〜1.7% | 1.8〜2.1% | 1.8〜2.3% |
日本銀行は2024年以降、政策金利の引き上げを段階的に実施しています。変動金利は底を打ち、緩やかな上昇局面に入りつつあります。
損益分岐点:変動金利が何%で逆転するか
変動金利が上昇した場合に、フラット35との総返済額が逆転するシミュレーションです。
借入3,000万円・35年返済の場合:
| 変動金利シナリオ | 総返済額(試算) | フラット35との差 |
|---|---|---|
| ずっと0.5%のまま | 約3,276万円 | フラット35より▼714万円お得 |
| 10年後に1.5%上昇 | 約3,700万円(推計) | フラット35より▼290万円お得 |
| 10年後に1.9%上昇 | 約3,990万円(推計) | ほぼ同等 |
| 10年後に2.5%超 | 約4,200万円超(推計) | フラット35の方がお得 |
※変動金利は元利均等・5年ルール・125%ルールを考慮した概算。実際の金融機関の条件により異なります。
損益分岐点のポイント:変動金利が借入期間中に平均1.9%前後まで上昇すると、フラット35と総返済額はほぼ同等になります。
借入金額別の月々返済差(2026年・金利差1.4%で比較)
| 借入金額 | 変動0.5%・35年 | フラット35・1.9%・35年 | 月々差 |
|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 約5.2万円 | 約6.3万円 | 約1.1万円 |
| 3,000万円 | 約7.8万円 | 約9.5万円 | 約1.7万円 |
| 4,000万円 | 約10.4万円 | 約12.6万円 | 約2.2万円 |
| 5,000万円 | 約13.0万円 | 約15.8万円 | 約2.8万円 |
借入金額が大きいほど月々の差・総返済額の差も大きくなります。
変動金利の「5年ルール・125%ルール」とは
変動金利には金利上昇時の急激な返済増を抑えるルールがあります。
- 5年ルール:金利が変わっても返済額は5年間変わらない
- 125%ルール:返済額の上限は現在の125%まで
ただし、返済額が据え置かれても利息は増えており、元本が想定通り減らない(未払い利息の発生)リスクがあります。
フラット35が向いている人
- 長期的な家計計画を固定したい:子育て・教育費が重なる時期に返済額が増えることを避けたい
- 自営業・フリーランス:収入が不安定なため金利上昇リスクを回避したい
- 繰上返済を積極的に行う予定がある:フラット35は繰上返済手数料が無料
- 金利上昇局面が長期化すると予想している:将来の金利水準を高めに見込む場合
変動金利が向いている人
- 10年以内に繰上返済・完済の見通しがある:期間が短いほど金利差のメリットが出やすい
- 返済負担率に余裕がある:金利1%上昇時に月2〜3万円増えても耐えられる家計
- 定期的に金利動向をチェックできる:上昇が続くようなら固定への借り換えを検討できる
- 頭金が多い・借入期間が短い:リスクが小さい
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家づくりの提案を一括で受け取るまとめ
- 現状(2026年)はフラット35と変動金利の差が月1〜3万円・35年総返済で500〜800万円
- 金利が変わらなければ変動金利が有利、金利上昇が続けばフラット35が有利
- 損益分岐点は変動金利が期間中に平均1.9%前後まで上昇した場合
- 日銀の利上げ継続で変動金利は今後も緩やかに上昇する見通し
- 最終的には「金利リスクを取れるかどうか」と「ライフプランとの相性」で判断する
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