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公開: 2026年4月14日更新: 2026年4月14日著者: 住まい相場ナビ編集部

住宅ローンの諸費用はいくら?手数料・保証料・火災保険の全内訳【2026年版】

住宅ローンを組む際の諸費用は借入額の1〜3%。事務手数料・保証料・印紙代・司法書士費用の項目別金額と、定率型 vs 定額型の損益分岐点を早見表で解説します。

住宅ローンを組む際の諸費用は、借入額の**1〜3%**が目安です。3,000万円借入なら30万〜90万円、4,000万円なら40万〜120万円が必要になります。住宅購入の諸費用(仲介手数料・登記費用など)とは別に準備が必要なため、資金計画に組み込むことが重要です。

この記事でわかること:

  • 住宅ローン諸費用の主な項目と金額の目安(借入額別早見表)
  • 事務手数料「定率型 vs 定額型」どちらが得か(損益分岐点の計算)
  • 保証料ありとなしの違いと、どちらを選ぶべきか
  • 諸費用を抑えるための3つの方法(ネット銀行・フラット35・手数料型選択)

結論:住宅ローン諸費用の目安(借入額別)

借入額諸費用の目安(低め)諸費用の目安(高め)
2,000万円約20万〜30万円約50万〜60万円
3,000万円約30万〜45万円約70万〜90万円
4,000万円約40万〜60万円約100万〜120万円
5,000万円約50万〜75万円約130万〜150万円

※保証料あり・なし、定率型・定額型など選ぶ商品によって大きく異なります。

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住宅ローン諸費用の主な項目

1. 事務手数料(融資手数料)

住宅ローンを申し込む際に金融機関へ支払う手数料です。「定率型」と「定額型」の2種類があります。

タイプ金額の目安特徴
定率型借入額の2.2%(税込)が主流借入額が大きいほど高額になる
定額型3万〜11万円前後借入額によらず一定

3,000万円を借りる場合、定率型では約66万円、定額型では約5万〜11万円の差があります。

どちらが得か?(損益分岐点の目安)

定率型は事務手数料が高い代わりに、金利が低く設定されているケースが多くあります。金利差が0.1%の場合、1,000万円あたり年約1万円の差になります。

借入額定率手数料(2.2%)金利0.1%の年間節約額回収期間の目安
2,000万円約44万円約2万円/年約22年
3,000万円約66万円約3万円/年約22年
4,000万円約88万円約4万円/年約22年

金利差が0.1%の場合、事務手数料の差を回収するには約22年かかります。35年ローンなら最終的に定率型の方がお得になる計算ですが、金利差が大きいほど回収期間は短くなります。

2. 保証料

借りたお金を返せなくなった場合に備えて、保証会社に支払う費用です。

方式金額の目安支払い方法
外枠方式(一括前払い)借入額の約2%(3,000万円で約60万円)借入時に一括払い
内枠方式(金利上乗せ)金利に約0.2%上乗せ毎月の返済に含まれる

近年は保証料ゼロのネット銀行や、保証料なしのフラット35も普及しています。保証料がないからといって必ずしも有利とは限らず、その分を金利や事務手数料で回収している商品もあるため、総コストで比較することが重要です。

3. 印紙代

金銭消費貸借契約書(ローン契約書)に貼付する収入印紙の費用です。

借入額印紙代
1,000万円超〜5,000万円以下2万円
5,000万円超〜1億円以下6万円

電子契約(電子ローン契約)を選択すると、印紙税は非課税になります。最近はネット銀行を中心に電子契約を標準とする金融機関が増えています。

4. 司法書士費用(抵当権設定登記)

住宅ローンを借りると、金融機関が担保として不動産に抵当権を設定します。この登記手続きを司法書士に依頼する費用です。

費用の種類目安
登録免許税借入額の0.1%(3,000万円で3万円)※軽減措置適用時
司法書士報酬5万〜10万円程度
合計8万〜15万円程度

5. 火災保険料

住宅ローンを組む際は、ほとんどの金融機関で火災保険への加入が必須条件となっています。

条件保険料の目安(10年一括払い)
木造一戸建て(首都圏・3,000万円建物)20万〜40万円程度
鉄筋コンクリートマンション(2,000万円建物)5万〜15万円程度

※補償内容・特約・地域・建物構造によって大きく異なります。


諸費用の総額まとめ(3,000万円借入の場合)

項目金額の目安
事務手数料(定率型2.2%)約66万円
保証料(一括前払い)約60万円
印紙代約2万円
司法書士費用(登記費用込み)約10万〜15万円
火災保険料(10年一括)約10万〜30万円
合計(概算)約148万〜173万円

ただし定額型手数料+保証料ゼロのネット銀行では、同条件で20万〜30万円程度に抑えられるケースもあります。


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諸費用を抑える3つの方法

1. ネット銀行を検討する

ネット銀行は保証料ゼロが多く、事務手数料も定額型を選べるケースがあります。ただし金利が高いケースもあるため、総返済額で比較することが重要です。

2. フラット35は保証料ゼロ

フラット35(住宅金融支援機構)は保証料が不要です。ただし事務手数料は金融機関によって異なり、融資率(借入割合)によっては金利が上乗せされる場合があります。

フラット35とは?仕組み・金利・メリットデメリット

3. 電子契約で印紙代を節約

電子契約に対応した金融機関を選ぶことで、印紙代(2万〜6万円)を節約できます。申し込みから契約まですべてオンラインで完結できる金融機関が増えています。


住宅ローン諸費用 vs 住宅購入の諸費用

混同されやすい2つの費用を整理します。

種類主な内訳目安
住宅ローンの諸費用事務手数料・保証料・印紙代・抵当権登記借入額の1〜3%
住宅購入の諸費用仲介手数料・登記費用・不動産取得税・引越し費用など物件価格の3〜10%

両方を合わせた総諸費用は、新築マンションで物件価格の5〜7%、中古物件では**8〜13%**が目安です。

→ 住宅購入全体の諸費用については住宅購入の諸費用はいくら?頭金以外に必要なお金の全内訳を参照してください。


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まとめ

  • 住宅ローン諸費用の目安は借入額の1〜3%(3,000万円で30万〜90万円)
  • 事務手数料は定率型(2.2%)と定額型(数万円)があり、金利差を含めた総コスト比較が必要
  • 保証料(借入額の2%前後)はゼロの商品も増えているが、その分が金利に転嫁されているケースもある
  • 電子契約を選ぶと印紙代(2万〜6万円)が節約できる
  • ネット銀行やフラット35を活用すると、諸費用を大幅に抑えられるケースがある

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住まい相場ナビ編集部

エンジニアとして会社を経営する運営者が個人で立ち上げたメディア。 賃貸暮らしの立場から「住宅の相場をちゃんと数字で理解する」をテーマに、 記事とシミュレーターツールで情報を提供しています。