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公開: 2026年3月20日著者: 住まい相場ナビ編集部

住宅ローン控除とは?2026年版 条件・控除額の計算・確定申告の手順

住宅ローン控除は年末残高の0.7%が最大13年間戻ってくる制度。2026年の所得・床面積・入居要件と、年収別の控除シミュレーション・確定申告の手順をわかりやすく解説します。

住宅を購入した年の翌年から始まる「住宅ローン控除」は、毎年数十万円の税金が戻ってくる可能性がある制度です。

ただし、適用には所得・床面積・入居時期などの要件があります。この記事では、2026年時点の条件・控除額の計算方法・確定申告の手順をまとめて解説します。


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住宅ローン控除とは

住宅ローン控除(正式名称:住宅借入金等特別控除)とは、住宅ローンの**年末残高の0.7%**が所得税から控除される制度です。

控除しきれない分は翌年の住民税からも差し引かれます(上限あり)。

控除期間

住宅の種類控除期間
新築住宅(認定長期優良・低炭素)13年
新築住宅(その他)13年
中古住宅10年

2026年の適用要件

住宅ローン控除を受けるには、以下の要件をすべて満たす必要があります。

要件内容
所得要件合計所得2,000万円以下
床面積50m²以上(一部40m²以上も可)
居住要件取得した住宅に自ら居住すること
ローン要件返済期間10年以上の住宅ローン
耐震要件新耐震基準を満たすこと(中古住宅の場合)

注意: 所得が2,000万円を超える年は、その年に限り控除が受けられません。


控除額の計算方法

住宅ローン控除の計算式はシンプルです。

年間控除額 = 年末ローン残高 × 0.7%

ただし、住宅の種類によって**残高上限(借入限度額)**が異なります。

借入限度額と最大控除額(2024〜2025年入居)

住宅の種類借入限度額年間最大控除額13年合計上限
認定長期優良住宅・低炭素住宅4,500万円31.5万円409.5万円
ZEH水準省エネ住宅3,500万円24.5万円318.5万円
省エネ基準適合住宅3,000万円21.0万円273万円
その他の住宅(新築)0円(2024年以降入居は原則対象外)
中古住宅(認定)3,000万円21.0万円210万円(10年)
中古住宅(その他)2,000万円14.0万円140万円(10年)

※2026年以降の入居分は制度改正の可能性があります。最新情報は国土交通省・国税庁のサイトをご確認ください。


年収別・控除シミュレーション

控除は所得税から差し引かれます。所得税が少ない場合は控除しきれないため、実際に戻ってくる金額は限度額より少なくなることがあります。

例:借入3,000万円・省エネ基準適合住宅・35年返済

年収所得税(概算)控除額(年末残高×0.7%)実際に戻る金額
400万円約7万円約21万円約7万円(所得税上限)
500万円約12万円約21万円約12万円
600万円約20万円約21万円約20万円
700万円約30万円約21万円約21万円(満額)
800万円約45万円約21万円約21万円(満額)

年収が低いほど所得税も少ないため、控除の恩恵を満額受けにくくなります。

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住民税からも控除される(上限あり)

所得税から控除しきれなかった分は、翌年の住民税から差し引かれます。

ただし、住民税から控除できる上限は「前年の課税所得 × 5%(最大9.75万円)」です。

たとえば年収400万円の場合、所得税で引ききれない分を住民税から引けますが、9.75万円が上限です。


確定申告の手順

初年度:自分で確定申告が必要

住宅ローン控除の初年度は、必ず確定申告が必要です。

必要書類:

  • 確定申告書(税務署またはe-Taxで入手)
  • 住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書(金融機関から郵送)
  • 建物・土地の売買契約書のコピー
  • 登記事項証明書
  • 住民票の写し
  • 耐震基準適合証明書など(中古住宅の場合)

申告期間: 翌年2月16日〜3月15日(e-Taxは1月から可能)

2年目以降:年末調整で自動対応(会社員の場合)

会社員の場合、2年目以降は会社の年末調整で自動的に控除が適用されます。

毎年10〜11月頃に金融機関から届く「残高証明書」を会社に提出するだけでOKです。


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住宅ローン控除と繰り上げ返済の関係

住宅ローン控除を受けている間に繰り上げ返済をすると、残高が減る → 控除額も減るという関係になります。

たとえば残高3,000万円なら年21万円の控除ですが、繰り上げ返済で2,000万円にすると年14万円に下がります。

控除期間中は「繰り上げ返済の節約額」と「控除の減少額」を比較して判断するのが賢明です。


住宅ローン控除を最大活用するポイント

  1. 省エネ基準適合住宅・ZEH・認定住宅を選ぶ → 借入限度額が上がる
  2. 入居タイミングを確認する → 入居した年が適用年度を決める
  3. 繰り上げ返済の時期を慎重に考える → 控除期間終了後が最適
  4. e-Taxで確定申告する → 還付金が早く振り込まれる(1〜2週間程度)

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住まい相場ナビ編集部

エンジニアとして会社を経営する運営者が個人で立ち上げたメディア。 賃貸暮らしの立場から「住宅の相場をちゃんと数字で理解する」をテーマに、 記事とシミュレーターツールで情報を提供しています。