年収900万円で住宅ローンはいくら借りられる?借入可能額・月返済・注意点【2026年版】
年収900万円の住宅ローン借入可能額は返済負担率25%で約5,900万円、35%なら約8,200万円。金利1.0%・35年での月返済シミュレーション付き。手取りベースの安全ラインも解説します。
年収900万円の場合、住宅ローンの借入可能額は返済負担率25%で約5,900万円、35%で約8,200万円(金利1.0%・35年の場合)が目安です。ただし「借りられる額」と「無理なく返せる額」は異なります。手取りベースの返済負担率と生活費・教育費のバランスを確認することが重要です。
この記事でわかること:
- 年収900万円の借入可能額早見表(返済負担率別・金利別)
- 月々返済額シミュレーション(借入額別・金利別)
- 手取りベースで考える「無理のない返済ライン」
- 年収900万円帯特有の注意点(住民税・社会保険料の重さ)
年収900万円の借入可能額早見表
金利1.0%・35年返済の場合の目安:
| 返済負担率 | 月々上限額 | 借入可能額の目安 |
|---|---|---|
| 25%(安全ライン) | 約18.8万円 | 約5,900万円 |
| 30%(一般的な基準) | 約22.5万円 | 約7,100万円 |
| 35%(審査上限目安) | 約26.3万円 | 約8,200万円 |
※ 年収900万円・月収75万円で計算。借入可能額は概算値。
金利別の借入可能額(返済負担率25%・35年返済):
| 金利 | 月々上限額 | 借入可能額の目安 |
|---|---|---|
| 0.5%(変動金利) | 約18.8万円 | 約7,200万円 |
| 1.0% | 約18.8万円 | 約5,900万円 |
| 1.5% | 約18.8万円 | 約5,200万円 |
| 2.0% | 約18.8万円 | 約4,700万円 |
月々返済額シミュレーション(35年返済)
借入額別・金利別の月返済額:
| 借入額 | 金利0.5% | 金利1.0% | 金利1.5% | 金利2.0% |
|---|---|---|---|---|
| 4,000万円 | 約10.3万円 | 約11.3万円 | 約12.2万円 | 約13.2万円 |
| 5,000万円 | 約12.9万円 | 約14.1万円 | 約15.3万円 | 約16.6万円 |
| 6,000万円 | 約15.5万円 | 約16.9万円 | 約18.3万円 | 約19.9万円 |
| 7,000万円 | 約18.0万円 | 約19.8万円 | 約21.4万円 | 約23.2万円 |
| 8,000万円 | 約20.6万円 | 約22.6万円 | 約24.5万円 | 約26.5万円 |
手取りベースで考える「安全な返済ライン」
年収900万円の額面と手取りのギャップは大きく、返済計画は手取りベースで確認することが重要です。
年収900万円の場合の手取りの目安:
- 会社員(40代・配偶者あり・子あり):約650〜680万円(月54〜57万円)
- 社会保険料・住民税・所得税が合計で約220〜250万円
手取りベースの返済負担率の目安
| 月手取り | 安全ライン(25%) | 推奨上限(30%) |
|---|---|---|
| 55万円 | 約13.8万円 | 約16.5万円 |
| 57万円 | 約14.3万円 | 約17.1万円 |
| 60万円 | 約15万円 | 約18万円 |
手取り月55万円で「月16万円の返済」は手取りの約29%。教育費や老後資金の貯蓄を考えると、これが現実的な上限になります。
→ 住宅ローンの返済負担率の目安【2026年版】安全ラインと計算方法
年収900万円帯の住宅ローン選びの注意点
1. 所得税・住民税・社会保険料の重さを甘く見ない
年収900万円は高収入ですが、所得税の税率が33%に達するブラケット(課税所得695万円超〜900万円)に入ります。手取りへの影響が大きく、額面900万円でも月手取りは55〜57万円程度になる場合があります。
2. 住宅ローン控除の上限に注意
2024年以降の住宅ローン控除は、合計所得2,000万円超で対象外になります(年収ベースでは概ね2,000万円超が目安)。年収900万円であれば控除対象内ですが、借入額の上限(新築認定住宅:5,000万円)を超える借入の控除はカバーされません。
→ 住宅ローン控除とは?2026年版 条件・計算・確定申告の手順
3. 金利上昇リスクは絶対に確認する
借入額が5,000〜7,000万円の規模では、金利0.5%の上昇で月返済が2〜3万円増えます。変動金利で7,000万円を借りる場合、金利2%上昇シナリオでは月返済が6〜7万円増える可能性があります。
→ 住宅ローン変動金利のリスク【2026年版】金利1%上昇で返済はいくら増える?
年収別シリーズとの比較
年収900万円の借入可能額を他の年収帯と比較:
| 年収 | 借入可能額(返済負担率25%・金利1.0%・35年) |
|---|---|
| 700万円 | 約4,600万円 |
| 800万円 | 約5,300万円 |
| 900万円 | 約5,900万円 |
| 1,000万円 | 約6,600万円 |
→ 年収800万円で住宅ローンはいくら借りられる? → 年収1000万円で住宅ローンはいくら借りられる?
まとめ
- 年収900万円の借入可能額は返済負担率25%で約5,900万円、35%で約8,200万円(金利1.0%・35年)
- ただし手取りは月54〜57万円程度のため、月返済は13〜17万円以内が現実的な安全ライン
- 所得税・住民税・社会保険料が重いため、額面より手取りベースの計算が特に重要
- 住宅ローン控除の上限(新築認定住宅:5,000万円)を意識して借入額を設定する
- 借入額5,000万円以上では金利上昇リスクが家計に大きく響くため、変動金利の場合は余裕を持った返済計画を
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