マンション購入の流れ【2026年版】契約から引き渡しまで何か月かかる?全ステップ解説
マンション購入は予算設定から引き渡しまで最短3〜6か月かかります。住宅ローン事前審査→物件探し→契約→本審査→決済の全ステップと、各段階で失敗しないためのチェックポイントを解説します。
マンション購入は予算設定から引き渡しまで最短3〜6か月、一般的には6〜12か月かかります。「どこで何をすべきか」を把握しておくことで、手続きの漏れや余計な費用を防げます。
この記事でわかること:
- マンション購入の全ステップ(STEP1〜8)と各段階の所要時間
- 住宅ローン事前審査〜本審査のタイミングと注意点
- 契約時・引き渡し時に確認すべきチェックポイント
- 購入後に後悔しないために事前確認すること(修繕積立金・管理組合)
マンション購入の全体スケジュール
| ステップ | 内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| STEP1 | 予算設定・住宅ローン事前審査 | 1〜2週間 |
| STEP2 | 物件探し・内覧 | 1〜6か月 |
| STEP3 | 購入申込(買付証明書の提出) | 1〜2日 |
| STEP4 | 重要事項説明・売買契約 | 1〜2週間 |
| STEP5 | 住宅ローン本申込・審査 | 2〜4週間 |
| STEP6 | ホームインスペクション(任意) | 1〜2週間 |
| STEP7 | 残金決済・所有権移転登記 | 契約後1〜2か月 |
| STEP8 | 引き渡し・入居 | 決済後すぐ |
STEP1:予算設定・住宅ローン事前審査
自己資金と借入可能額を確認する
まず「いくらまで買えるか」を把握することが最初の一歩です。
- 頭金:物件価格の0〜20%
- 諸費用:物件価格の3〜8%(現金で別途必要)
- 住宅ローン借入額:年収の5〜7倍が目安
→ 借入可能額の目安は住宅ローンはいくら借りられる?年収別の目安で確認できます。
事前審査(仮審査)は物件探しと並行して
住宅ローンの事前審査は申込から回答まで3日〜1週間程度です。物件が決まってから申し込むのでは遅く、人気物件では申込競争に負けることがあります。物件探しと並行して複数の金融機関に事前審査を申し込むのが一般的です。
STEP2:物件探し・内覧
条件の優先順位を決める
物件探しで迷わないために、「絶対に譲れない条件」「できれば満たしたい条件」「妥協できる条件」を事前に整理してください。
| 確認事項 | 重要度 |
|---|---|
| エリア・駅からの距離 | ◎ |
| 間取り・広さ | ◎ |
| 築年数・リノベーション歴 | ○ |
| 管理費・修繕積立金の月額 | ◎ |
| 管理組合の運営状況 | ○ |
内覧時に確認すべきポイント
内覧は必ず日中・複数回行うのが基本です。
- 採光・騒音:時間帯によって日当たりや周辺の音が変わる
- 水回りの状態:水圧・排水の詰まり・カビの痕
- 共用部の清潔さ:エントランス・廊下の管理状態が管理レベルを示す
- 修繕積立金の積立状況:長期修繕計画と積立不足の有無を確認
- 管理費・修繕積立金の値上がり予定:売主や管理会社に確認
STEP3:購入申込(買付証明書)
気に入った物件が見つかったら、「購入申込書(買付証明書)」を提出します。複数の買い手がいる場合は先着順または価格競争になることも。
⚠️ 注意:買付証明書は法的拘束力がなく、キャンセルも可能ですが、誠意をもって申し込むことが大切です。
STEP4:重要事項説明・売買契約
重要事項説明書を必ず読み込む
宅地建物取引士が「重要事項説明書」を口頭で説明します。マンション特有の確認事項:
- 管理形態(自主管理・委託管理)
- 修繕積立金の現在高と長期修繕計画
- 大規模修繕の実施予定・過去の履歴
- 管理規約の制限(ペット・民泊・楽器演奏など)
- 既存不適格建物の有無
売買契約と手付金
重要事項説明に同意後、売買契約を締結します。このときに**手付金(物件価格の5〜10%が目安)**を支払います。手付金を払うと簡単にはキャンセルできない点に注意。
→ 売買に必要な諸費用の全内訳は住宅購入の諸費用はいくら?頭金以外に必要なお金の全内訳で確認できます。
STEP5:住宅ローン本申込・審査
売買契約後、正式な住宅ローン本申込を行います。本審査では勤務先への在籍確認・源泉徴収票・健康状態(団信)の確認があります。
- 審査期間:申込から承認まで2〜4週間
- 複数行で審査を進める場合:条件を比較してから最終決定できる
- 金利タイプの選択:変動金利か固定金利かをここで決定
STEP6:ホームインスペクション(任意)
契約後〜引き渡し前に、専門家(建築士・ホームインスペクター)が建物の状態を第三者的に調査するサービスです。中古マンションでは特に推奨されます。
- 費用の目安:3万〜8万円程度
- 確認内容:雨漏り・構造上の問題・設備の不具合
STEP7:残金決済・所有権移転登記
ローンの承認が下りたら、売主・銀行・司法書士が集まる「決済」を行います。
| 当日の流れ | 内容 |
|---|---|
| ローン実行 | 銀行から融資金が振り込まれる |
| 残金支払い | 物件価格の残額(手付金を差し引いた金額)を売主へ |
| 所有権移転登記 | 司法書士が名義変更を申請 |
| 鍵の受け取り | 物件の引き渡しを受ける |
STEP8:引き渡し後にやること
- 火災保険・地震保険の加入(引き渡し日前に手続き完了しておくこと)
- 引越し手配(3〜6か月前から動くのが理想)
- 住民票の移動・各種住所変更
- 住宅ローン控除の確定申告(購入翌年の2〜3月)
マンション購入で後悔しないための確認5項目
- 修繕積立金が値上がりする予定か — 多くのマンションで年数経過とともに値上がりする
- 大規模修繕の時期と費用が確保されているか — 修繕費不足のマンションは資産価値が下がりやすい
- 管理会社・管理組合がしっかり機能しているか — 理事会の議事録を開示してもらう
- 周辺の開発計画がないか — 眺望を遮る高層建築が建つ可能性を確認
- 騒音・におい・日照に問題がないか — 複数回の内覧で時間帯を変えて確認
→ マンションの維持費についてはマンション修繕積立金の相場はいくら?平均・値上がり・不足リスク【2026年版】で詳しく解説しています。
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無料で住宅ローンの比較・資金計画をもらうまとめ
- マンション購入は予算設定〜引き渡しまで最短3〜6か月、一般的に6〜12か月かかる
- 事前審査は物件探しと並行して早めに複数行で申し込む
- 売買契約前の重要事項説明では修繕積立金・管理状況・規約制限を必ず確認
- 手付金支払い後はキャンセルにペナルティが発生するため、慎重に判断する
- 火災保険・住宅ローン控除の手続きは引き渡し前後に必ず対応する
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